サブタイトルが「医師が行う驚異の催眠療法」とあるように、
著者は元大学病院でがん患者の外科手術を行っていたドクター。
中身もわかりやすい言葉で具体例ややり方を公開してくれている。
イラストや装丁も洗練されている。
ただ一つ残念なのは
「”前世療法CD”を聴けば、前世の記憶や過去の思い出が
よみがえり、心も体も癒されます」というおそらく出版社側が作った
目次の文章はあまりに薄っぺらく幼稚な気が私はしてしまう。
「~をすれば~になります」という類型化の時代は終わり、
この国の消費者、読者はもっともっと賢く、注意深く、
こうした心の本やセラピストを自分の視点で選別している時代に
入りつつあると私は感じるのだが、いかがなものだろうか?
著者自体の文章の運びや構成には無理がなく、
事例やドクターとしてのバックボーンに基づいての話なので
「前世療法」「ヒプノセラピー」で何か一冊、探していた方には
ぜひ手に取ることをお勧めしたい。




