早朝ウォーキング


早朝からこだまするごとく鳴いていた
蝉の大合唱が虫の音に変わり、
なんだかいきなり秋がやって来た。

5時にはもう、すごい日差しで照らされながら、
汗だくになってウォーキングをしていたのが
随分と前のように感じる。

昨日より少しだけ日が短くなったり
花の蕾がほころんできたり
葉が色づいてきたり
毎日少しずつ季節が移ろい変わるのを感じられる
早朝ウォーキング。

この早朝ウォーキングをはじめてからもう3年が経った。
朝歩きが  いかに体に良いか
脳内から快ホルモンが出て
いかにストレス解消に効果的かを語り、
それでなくても睡眠時間が少ない主人を
早朝ウォーキングに引っ張りだしたのがきっかけだ。

一週間もすると
会社で集中力が続く、頭がハッキリと冴えている
夜はぐっすり眠れる等々…
当時仕事に悩んでいた主人が甚く驚いていた。

最近では、すすめた私の方が
「 今日は、もうちょっと寝ていたいな~」なんて朝も
「 さぁ行くよ!」
と起こされるくらいである。

早朝ウォーキングを始めた頃、
毎日ハトに餌をあげているおじいさんが居た。

おじいさんは決まったベンチに座り、
「おはようございます。今日もやってますね〜。」
と、大きな声で前を通る人みんなに声をかけていた。

しばらくすると、
「 ハトに餌を与えないで下さい!」と書かれた
紙がそのベンチに貼られるようになった。

その日からおじいさんは、そのベンチに現れなくなった。
あれから1年近くが経ち、主人とも
「あのハトのおじいさんはお元気かね?」
と時々おじいさんの話をしていた。

今年の夏の初め
本当に久しぶりにハトのおじいさんが現れた。
おじいさんの周りには
「お久しぶりです!」
「どうしていらっしゃるかと思っていたんですよ。」
と色々な人々が声をかけていた。
私達も嬉しくなって、久しぶりに挨拶をした。

早朝に出会う顔みしりの人達。
名前も知らないし
住んでいる場所も知らない。
そんな人達との清々しい挨拶も
早朝ウォーキングが続いている理由の一つ。

「さぁ~!今日も朝の楽しみに参加するぞ〜!」
と多少の二日酔いでも
フラフラと起き上がる毎日なのであります。