居場所


先日久しぶりに高校時代の友人に会った。
彼女には現在1歳半の娘がいるので、
児童館でランチの約束をした。

0歳~3歳児まで入れるお部屋には、
子供が自由に動き回れる広々としたスペースがある。
そこには木製のおままごとセットがあり、
小さな滑り台があり、
かわいいおもちゃがきちんと並べられている。

子供達も親達も、
ゆったりと落ち着いていて、
なんとも穏やかな時が流れている。

そんな中、
一人違う空気を出している友人の娘。

好奇心旺盛な彼女は、
色んなお友達の所に行っては
「これどうぞ!」とおもちゃを渡す。
相手が「ありがとう」と受け取ってくれているうちは良いのだが、
「もう結講」とお断りをくらいはじめると、
相手におもちゃを無理矢理押し付けはじめる。

穏やかな児童館のあちらこちらで
悲鳴と泣き声があがる。

母である友人は
「ごめんなさいね。」と謝りまくる。
そして1歳半の彼女の娘も
「ごめんさいは?」と謝らせられる。

なんだか、心が苦しくなって来た。
遊びに来た所でずーーっと謝ってるって…

しばらくすると、
幼稚園の子供達がドタドタと遊びにやって来た。
幼稚園児は、0才~3歳までの部屋には入れず
隣にある園児室で遊ぶ。

幼稚園児はとても活発で
色んな遊びをしていた。

小さい子のお部屋では、怪獣扱いされる。
それなら、お姉ちゃん達の所で遊ばせてもらえないだろうか?
聞いてみよう!という事になった。

児童館の係の方がOKという事だったので、
友人の娘は隣の幼稚園児のお部屋に移動した。

すると、今まで怪獣扱いされていた彼女は、
お姉ちゃん達に可愛がれるアイドルへと変身!!

お姉ちゃん達は、
何度も繰り出す「これどうぞ!」も
「ありがとう」と言って受け取ってくれる。
そして、それよりずっと楽しい遊びを見せてくれる。

彼女は超~上機嫌!!

彼女が変わった訳ではない。
環境が変わっただけ…

自分にあった場所が見つかると
こんなにも伸び伸びと楽しく過ごす事が出来るんだ。

同じ位の年の子と遊ばなくちゃ…
女の子は女の子同士遊ばなくっちゃ…
近所だから仲良くしなくっちゃ…
同じクラスだから…
ママ同士が仲良しだから…
色んなものに縛られると
本当に心地の良い場所から遠ざかってしまう気がする。

自分にしっくりくる場所
しっくりくる人々、
これを見つけた時
彼女のように伸び伸びと成長出来るんだなぁ~

帰り道・・・

私は考えた。
私は同じ環境の中で
怪獣どころか縮こまってしまっていないだろうか?

そうだ!!
環境の前にまず自分が変わらなくちゃ!

「怪獣だ~!!!」